HP プリンター HP Smart Tank 5105
家で印刷はしたいが、コストはとにかく抑えたい
08/04/2024 07:34
ペーパーレス化が叫ばれ続けている現代社会において、プリンターを置くか否かの議論が各家庭の話題にあがることは珍しくないだろう。
簡単なスキャンは高画質なカメラを搭載したスマホで出来るし、プリントしたければ必要な枚数だけコンビニプリントをすれば良い。
たまに書類を印刷したい程度の私みたいな人間はきっと、スマホ&コンビニが1番無駄がないと思う。
……しかし私はズボラ、いや、家にいるのが大好きである。ただ1枚の書類を印刷するくらいでは、身支度を整えて最寄りのコンビニに行くことさえ億劫である。ああ……たった1枚この書類さえ印刷できれば、集荷を頼んで、家からこの荷物の発送が完了するというのに。
そこで登場するのがこの、HP Smart Tank 5105である。名前の通りインクタンク式の本製品の特徴はやはり、印刷コストがインクカートリッジ方式の従来品に比べてわずか26分の1という、圧倒的なコストパフォーマンス。A4モノクロ1枚/約0.33円、カラー/約0.93円という破格っぷりには、コンビニ印刷ユーザーの私も流石に脱帽。
デザインはシンプルかつモダンな印象で、カラーはブルー/ グレーの2色から選べる。(私はグレーにしたが、ブルーの方が可愛かったかもしれない……)
価格相応と言えるレベルだが、樹脂製筐体の安っぽさは否めないし、エッジの処理が甘い部分もあった。
背面給紙タイプなので、実際の筐体サイズより余裕を持った設置スペースの確保は必要になるが、これもライトユーザーであればあまり気にする必要はなさそう。
初期設定は同梱されたマニュアルか、HP Smartアプリから行える。私はスマホからの印刷もしたかったため、最初からアプリでスタート。指示に従って進めるだけで良いはずだ。
しかし私が若干躓いたポイントが2つ。
1. プリンターをWi-Fiに接続する際、スマホが繋がっているWi-Fiのパスワードを求められ入力することになるが、一般的なスマート家電の様に、このプリンターは2.4GHz帯のWi-Fiにしか繋がらない。
うっかり5GHz帯のまま設定を始めた私は繋ぎ直しが必要になった。
2. 設定の初期段階で、本体上部左側にあるボタンの操作を求められる。電源ボタンはいかにもわかり易く “ボタン” という見た目をしているが、その他のボタンは出っ張りがなくむしろ少し窪んでいて、静電式ボタンの見た目。セキュリティのため、情報(i)ボタンを押して離せとアプリから指示があるが、タッチしてもうんともすんとも言わない。
……そう、これは物理ボタン。カチッと押せるのである。
あとはインクタンクの補充や、プリンターヘッドの取付、印刷テスト、そのテストで出た用紙のスキャンによるヘッド位置の校正を経て設定は完了。
付属の黒インクは大きなボトルで2本あるが、最初の補充では1本の半分といったところか、かなり余るのでそこは注意。ヘッド位置校正のための紙も、スキャナーに置く向きが決まっているので気を付けてほしい。
今すぐに印刷したいものが無くて困ったが、試しに画像データが挿入されているPowerPointデータをHP Smartアプリ経由で送信。印刷スピードは遅くも早くもない印象。印刷の質は特に気になる部分もなく綺麗だった。途中で紙が足りなくなり追加したのがいけなかったのか、まとめて5枚くらい吸い込んで、そのまま1番上にだけ印刷されて送り出されたので、紙送りには少々難があるかもしれない。紙は余裕を持って入れておこう。(戒め)
ダラダラと書いてしまったが、必要最低限の機能と圧倒的なコスパを持つ本機種は、私のようにズボラ、いや、家にいるのが大好きな人間にはちょうどよく、一家に1台あれば世帯の形を問わず便利に使えると思う。初めての1台や久しぶりの1台に、HP Smart Tank 5105、おすすめします。
ehehe
横浜市青葉区 , Japonsko
年齢: 28
性別: 女性